フロントマンもアリ

カリブ海や太平洋の南の楽園、アジアの一部にあるタックスヘイブン諸国。

こんなところに会社を作って、合法的に租税回避をするのはいいけど、自分の日本の銀行口座に、セントビンセント・グレナディーンという国にある会社から、自分の給料が振り込まれたとしたら、ちょっと違和感あり。そもそも、セントなんとかって、どこよ?と税務署のおじさまに優しく聞かれそうですね。

 

で、ここで登場するのが、フロントマンです。フロントマンがいれば、余計な波風を立てなくても済みます。けっして違法なことをしているわけではないので、痛くもないお腹は探られたくはないですからね。

 

フロントマンとはなんでしょうか?

 

答え:タックスヘイブンではなく先進諸国にある会社で、タックス・ヘイブンにある会社の代理店でもあります。

 

役割としては、パス回しでしょうか。つまり、タックス・ヘイブンにある会社からフロントマンにパスしてから、フロントマンはフロントマンとしての代理店手数料を、例えば、5%を差し引いて、日本の銀行口座にお金を入金してもらうということです。これですと、海外からの入金は、れっきとしたOECDの国からの送金ですので、平和を維持できます。

 

フロントマンの会社は、代理店機能を持っているわけですけど、あまり手間をかけたくない会社です。ですので、以下のような要件が備わっていることが望ましいですね。

 

  • 法人税は払わない
  • なので、税務申告はする必要がない
  • なので、決算書を作成する必要もない
  • 取締役会や株主総会を開催する義務もない
  • ひとりで設立できて、ひとりで運営できる
  • できれば、法定の設立費も維持費も安いにこしたことはない
  • 株主や取締役の名前などは公開したくない

 

さてさて、こんな都合のいい会社がOECD諸国で作れるのでしょうか?

答え:はい、簡単に作れます。

 

 

Photo by frank mckenna on Unsplash

 

アメリカならLLCという法人形態、イギリスならLP。ま、オフショア業界ではこのあたりが定番でしょうか。カナダやニュージーランドでもよいかもです。アメリカの会社から、給料が振り込まれていても、だーれも突っ込みません。いまは、グローバルな時代ですから、そんなことは当たり前ですね。ちなみに、アメリカにLLCを設立するのは、1万円ぐらいで済みます。詳しくは、このブログのリンク、「アメリカにひとり会社を作る方法」でご覧ください。以前にご紹介したレンタル会社ももちろん使えますね。レンタル会社ですと、ナント、2時間でスキーム構築完了ですから手間いらずです。

 

心の平和のために、フロントマンもアリかもですね。

 

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