オフショア信託でいいんじゃないの費用は?

過去記事で、税金のかからないFX運用会社スキームは?は、理論的にはPTCスキームが最適かもとの結論でした。一方、実務家の方々からは、そこまでは必要ないでしょ、オフショア信託スキームでいいんじゃない?とのご指摘でした。

 

PTCスキームの構築費用は、オフショア現地の法律事務所に直接依頼して、英語の契約書などを自分で読みこなすならば、その概算費用は設立時100万円、2年目以降の維持費は50万円です。では、オフショア信託スキームだとおいくらぐらいでしょうか。

 

セーシェルIBC+ベリーズトラスト:

 

 

Photo by Luka Odak on Unsplash

 

一例として、インド洋に浮かぶ南海の楽園、セーシェルにIBCを設立して、このIBCをカリブ海に面したベリーズの信託に組み込む、つまりは信託がIBCの株をすべて所有するというスキームを構築した場合の概算費用です。

 

・設立時:       3,300ドル(約35万円)

・2年目以降の維持費: 2,500ドル(約27万円)

 

費用に含まれているものは・・・

 

・会社設立手続き費用

・会社登録事務所、登録代理人の提供費

・政府登録手数料

・会社設立関連書類1式

・法人取締役の提供費

・委任状等各種契約書

 

ま、詳細を見てみましたが、ひととおりは含まれておりますので、とりあえずこれ以上かかることはないと思います。この法律事務所さん、設立費用はお安いですね。維持費は若干高めな感じです。けれども、契約期間中は、メール&電話による法務的なサポートが受けられますので、そーいう点からは、お安いでしょうか。

 

いづれにせよ、PTCスキームよりは格段にお安いですね。また、シンプルな構造もわかりやすいです。さらにお安く抑えるには、ショートフォームトラストというスキームもあります。けど、あと10万円お安くなるかどうかぐらいですので、ここまでくれば、ま、あまり変わりはないという感じでしょうか。

 

このスキームに限らず、オフショアカンパニーで行こう♪で全般的な注意点としては、以下が考えられます。

 

・IBCが銀行口座や証券口座を比較的容易に開設できるオフショアか?

・海外送金がしやすいオフショアに銀行口座があるか?

 

オフショアによっては、OECDのブラックリストとかに載っていて、そこで設立された会社には口座は開設しませんといった銀行があったりしますので、そのあたりは要確認です。ハイリスクなIBCには、高額な口座開設料が必要であったりしますので、オフショアカンパニーの設立関連費用には、銀行口座や証券口座の開設にかかわる費用まで含めて、トータルで考えたほうがよろしいかと。

 

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