鬼滅の刃が脱税ってなんなの?

鬼滅の刃というアニメを制作している会社が脱税で告発されましたね。

たまには時事ネタも書いてみます。

 

あまりにも、古典的な方法での所得隠しなので、この国際的なタックスプラニングが当たり前となりつつある時代には、少々そぐわない気がします。告発された内容などは、他のニュースサイトなどで読んでいただくこととして、このような会社が行うべき国際税務的な対策をちょこっと研究してみます。

 

アニメ制作が稼ぎ頭ということなので、ま、一般的には、知的財産権を管理する会社を海外に設立するのがよろしいかと。日本国内の会社は、その会社に知的財産権の使用料をお支払いするとのスキームです。これにより、経費を合法的にかさ上げできますので、国内での節税効果が生じます。

 

実際上、日本のアニメは海外に売れるわけですから、海外展開を視野に入れてこのようなIP管理会社を設立することは経済合理的にありうるわけです。で、どの国に会社を設立するかは、日本が各国と締結している租税条約をしっかりと読みこなせば、答えが見えてきます。

 

ジャストアイデア的には、定番のオランダがよろしいのではないでしょうか。

 

 

Photo by Evgeni Tcherkasski on Unsplash

 

日本から海外に支払う知的財産権の使用料は国内法上源泉徴収、つまり税金を差し引いて支払う必要がありますが、租税条約を結んでいる場合には、条約が優先します。オランダの場合、租税条約により、その源泉徴収税率はゼロとなっておりますので、日本には税金を支払う必要はありません。

 

あとは、オランダ会社の立てつけをどうするかですね。

そのあたりには工夫が必要かもしれませんが、手っ取り早くスキームを構築するには、現地に既に存在しており、事業実体のある第三者の会社にIPを譲渡して、社長ご本人はその会社とパートナーシップ契約を結ぶというのはどうでしょうか。大枠はこんな感じで、あとは、税務リスクが発生しないように、能動的事業活動基準とかを細かく詰めていけば、国際的タックスプラニングの出来上がりです。

 

日本の企業家は、国内で古典的な所得隠しをするとかの幼稚なことをするのではなく、世界を見てビジネスをする時代ではないでしょうか。

 

Free-Enterprise

コメント